
子どもたちに「安心できる居場所」を作り、「遊ぶ権利」を保障したい
子どもには、自由に遊ぶ権利があります。
それは世界的な合意であり、日本を含む批准国の政府に対して法的拘束力を持つ、国際法「子どもの権利条約」第31条で認められている権利です。
でも今、その当たり前が当たり前ではなくなってきています。
遊ぶ場所が足りない、公園でボール遊びができない、関わる大人が少ない――。
私たちはそんな現実の中で、少しでも子どもたちの「主体的に育つ力」を支えてその権利を守りたいと願い、2023年10月から、プレーパークの常設化に向けた取り組みを続けています。
そんな中、2024年には当団体の想いが評価され、“東京都子供の「遊び」推進プロジェクト(cfoo)”で助成金を得ることができ、10月12日から「深大寺自然広場(カニ山)プレーパーク」と題して5日間開催して、1日最多657人」の来場者がありました。
この来場者数は、この2年間の同プロジェクトで最も多く、「調布市にプレーパークが欲しい」という市民の思いを示すものとなりました。
子育てするパパママ、じいじばあば、教育関係者、行政の方、市議会議員、都議会議員、そして子ども達——あの5日間、そこかしこで湧き上がる歓声、遊びに熱中する子ども達の沈黙、大人たちの真剣な眼差し。
そんなみんなの情熱がうねりになって、カニ山を地鳴りさせた奇跡の5日間でした。
しかし、まごじばはあの5日間を「奇跡」で終わらせるべきではないと考えています。
奇跡で終わらせないために、月に2回の単発「まごじばパーク」を開催していますが、遊びの質の確保と場の醸成には、「場・モノ・人」が重要な資源であり、その3つを確保するために皆さまの力が必要です。
「場」
たとえば開催場所としているカニ山は、毎回予約が必要なため場の確保が安定していません。
活動費が確保できれば、有料の貸し出し施設を借りて開催日を安定させることができます。
「モノ」
おもに絵の具や炭などの消耗品の購入に充てさせていただきます。
「人」
プレーパークには「プレーリーダー」が常駐して、子ども主体の「遊び」を見守り、禁止ではなく工夫を促し、遊びの環境を整えます。
さらに、まごじばが考えるプレーリーダーは、プレーパークが地域資源として地域と共生していく最善の道を「たんきゅう」し続けるリーダーと捉えており、その存在は大変大きなものです。
まごじばパークにかかわっているプレーリーダーは現在8人いますが、東京都主催のプレーリーダー研修を受けているメンバーや、中野区で4年間プレーリーダーとして活躍してきたメンバー、また、保育士や幼稚園教諭の資格を持っているメンバーで構成されています。
プレーリーダー達は、まごじばの他の事業と同じように、ほとんどが無償ボランティアとして尽力してくれていますが、プレーリーダーを本職としているメンバーもいるため、人件費が必要な状況です。
資金があれば、持続可能な人員の確保や、研修を受けるなど質の向上も可能になります。
「居場所」のチカラと可能性
もう一つ、プレーパークが「居場所」となり得る可能性についてお話します。
じつは、月2回開催している「まごじばパーク」でも、学校に行きづらい子の自発的な参加があります。
プレーパークは「自分の責任で自由に遊ぶ」というモットーのもと、子ども達は主体性を軸に過ごすことを保障されているので、ありのままの「自分」でいられる居場所となり、あらゆる理由で「生きづらい子」が自分を取り戻したり、そのままの自分を受け入れたり、多種多様に集う人々によって「生き抜く力」を育んだり、さまざまな可能性を多分に含んでいるのです。
そして、同じように「居場所」事業として、まごじばが大切にしている活動の一つが「まごじば食堂(子ども食堂・多世代食堂)」です。
まごじばの食堂は、家庭のバックグラウンドやそれ以外の参加条件は一切ありません。
ただ「行ってみたい!」「なんとなく行ってみるか」でOK。
いろんな子どもや大人が参加くださることで、人知れず悩みを抱えた子どもや大人が気楽にうっかり紛れ込んで、解決に向かうこともきっとあるからです。
なかでも「まごじばモーニング食堂」は、平日1~2回、登校前の子ども達に朝ごはんを用意して、いろいろなタイプのスタッフや年齢層でバタバタと食卓を囲み、好き勝手おしゃべりしたり、ボーっとしたり、宿題をやったりして学校に向かいます。
子ども達にとって、そうやって学校と家庭の間のワンクッションとなることで、行きしぶりを予防したり、縦の関係から多様な価値観や気づきを得たり、ご高齢者スタッフからいつの間にか挨拶の定着を図られていたり(笑)、まごじばの理念「子ども達とご高齢者をつないで、安心・安全な地域づくりをしたい」の実現を図っています。
また、学校に行きづらい子がほかの子と時間帯をずらして朝ごはん食堂に参加することもあって、プレーパークと同じように子ども達と社会の接点となる「居場所」としても機能しています。
そして、まごじばの夢は、「プレーパークで朝ご飯を食べる」こと。
多様な人々が集い得る常設プレーパークで、自然の音、子ども達の喧騒、大人たちの精一杯、ほかほかの湯気…そんな、押し寄せてくる“生きるエネルギー”を五感ぜんぶで受け取って、切り株の食卓を囲み、自分のままで、混沌とした時代を生き抜いてほしい。
その実現のために、ぜひご協力ください。
プレーパークにいただいたご支援は、プレーリーダーの人件費や活動場所の確保など、子どもたちのために大切に使わせていただきます。
金銭的なご寄付はもちろん、食材や遊び道具などの物品によるご支援も大歓迎です。
どうか、応援をよろしくお願いいたします。
寄付の方法
PayPay銀行の口座をお持ちの場合、手数料が無料で24時間お振込みができます。
皆さまからお預かりしたご寄付は、会計担当が責任をもって管理・活用いたします。
PayPay銀行口座 | |
支店名 | ビジネス営業部 |
店番号 | 005 |
口座番号 | 8009893 |
口座名義人 | 一般社団法人まごじば |
一口 | 1,000円 |
寄付金受領証明書が必要な方は、こちらのグーグルフォームからご連絡ください。
なお、ご利用にあたっては、事前にPayPay銀行への口座開設が必要です。
口座開設については、PayPay銀行サイト をご覧ください。
これまで寄付してくださった方々
(五十音順)
味彩 様
イースタン電機株式会社 様
有限会社内野デンキサービス 様
深大寺表参道商店会 様
深大寺表参道商店会会長 内野和彦 様
深大寺・佐須地域農業公園 様
株式会社エステート・オギモト 様
有限会社小野商店 様
金子葡萄園株式会社 様
株式会社川又工務店 様
NPO法人青少年の居場所Kiitos 様
キユーピー株式会社 様
公益財団法人キユーピーみらいたまご財団 様
くまざわファーム 様
國領神社 様
国領青壮年会 様
株式会社サンライズフェロー 様
有限会社シブカワ 様
新和家電株式会社 様
中華そば美芳 様
株式会社東光電気商会 様
ナンバーツー株式会社 様
株式会社西山商店 様
読売新聞東京本社 様
株式会社リハート・リック 様